ママ友と6歳のお兄ちゃんと一緒だったから迷子にもならず時間にも余裕で到着。
そこまでは全て順調だった。
待合室でももねちゃ~んて名前を呼ばれた瞬間から大泣き。
今日からは親は同席せずに治療が始まる。恐怖心からママにしがみつき離れない。心を鬼にして桃の小さい手をふりほどいた。
ギャンギャン泣く桃を美人看護婦さんが連れて行った。
診察室に入っても桃の大きな泣き声は止まらない。
待合室まで丸聞こえ。
「やだぁ~やだぁ~」
「ママぁ~ママぁ~」
その泣き声は自然と泣いてしまう泣き声ではなく相当力強い泣き声。
かなり力が入って泣き続けている。
途中声がかすれてもまだ力強い。
20分は泣き続けた。
桃は赤ちゃんの時は本当に泣かない子だった。夜泣きもしないで泣き止まないで困らせることもなかった。泣いて抱っこをせがむこともなかった。
その桃が今。
力強く泣いている。
4歳の桃。
相当の泣き虫さんだ。
次の診察がまた心配だ。